生活保護を受給していた被後見人さん。後見申立以前にケアマネージャーが経営するヘルパー派遣会社から、毎月介護保険適用枠を大きく超えて20万近い自費ヘルパー派遣料の請求を受けていたこと、さらに本人の預貯金通帳をケアマネージャーが管理していたことが問題視されて、市町村長による申立で後見開始した案件。
そもそも、生活保護を受給していた本人のどこから、毎月20万近いお金がでてきたのか・・・というと、異字名で持っていた役所が把握していなかった口座にたんまりと・・・。
生活保護受給者は毎年資産報告をするのだけれど、元気な頃の本人の意思か、預貯金を預かっていた介護スタッフか・・・。真相は当人たち以外知りえないのですが、本件の真相がどうあれ、大金持ちではなくても、金の匂いのするところには怪しく群がる人たちがいる・・・というのが、私が今日まで後見業務を行ってきて得た教訓です。
身寄りのない人、誰の世話にもならずに生きたい人こそ、しっかり終活法務で、自分の目の黒いうちに可能な限り将来を守る準備をしてください。
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