前回の続きです。
後見人に就任して、被後見人本人財産の引継ぎを受け、これまでのお金の流れを確認したら問題が・・・。
とある日の現金出納帳によると、通帳から●万円を引出し手元現金とされたとあるが、通帳からはその倍額が引き出されている、なんて記録がちらほら・・・。肝心の現金出納帳が、気まぐれに断片的にしか存在していないので、その後の流れとか整合性を調査することもできないし、金融機関からの引出しの際には本人を車に乗せて金融機関に連れて行っていたとされる人物は倒産した介護サービス業者のスタッフで、現在の所在もわからず、連絡もつかない、というのが、これまで実質的に財産を管理していたケアマネージャーの弁。
もともとこのケースを問題視していた役所とも協議したのですが、当の被後見人本人から当時の事情を聞くことも不可能な状況ということもあり、結局ここからは成年後見制度でしっかりやりましょうということで真相は闇の中・・・になってしまった初めての後見案件でした。
![](https://i0.wp.com/office-fuku.pro/wp-content/uploads/2021/02/介護夫婦afloimagemart_124678224.jpg?resize=1020%2C681&ssl=1)